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純真無垢な、ピュアホワイトパールで始まりを演出。

四季のある日本で育てられた、日本産アコヤ真珠
独自の美しい光沢を持ち、真珠の中でも最も透明感のある最高級アコヤ真珠が生まれるまでには、長い年月が掛けられており。
そんな、誕生の裏には、先駆者の研究の歴史と、細やかな手間が隠されているのです。
さらに、真珠を深く知る事で広がる楽しみを感じてください。


半円真珠が発明されてから10数年後の1907年、
私たち日本人の手によって、遂に天然真珠と遜色のない、
アコヤ真円真珠の養殖に成功しました。
そして2007年、真円真珠の誕生から100年を迎えました。
国境を越え、世界中の人々に愛され続けている、無垢の輝きを持つ真珠。
真珠を持つ事から装うことの価値へ・・・
私と、ずっと、いつも、永遠に、輝く。
真円真珠発明から100年の今、
養殖真珠の歴史や魅力などを分かりやすくまとめた真珠ミニ知識をお届けします。


真円真珠発明から100年を迎えました。
2007年「日本産アコヤ真珠」の誕生から記念すべき100年を迎えました。
真円真珠発明から、まだたった100年?思う人も多いかもしれません。
先人達の試行錯誤の末生まれた、天然真珠と遜色のない輝きを持つ養殖真珠の歴史を振り返ります。


人類が初めて出会った宝石といわれる真珠。古代から、世界各地で愛されてきましたが、真円真珠をこの手で生み出したのは、日本人でした。1893年、アコヤ真珠から初めて5個の半円真珠を採取することに成功。その後、真円真珠研究に心血を注がれました。


養殖真珠の歴史

人類は天然真珠と出会った何千年も前から、この不思議な珠はどうして出来るのだろうかと考えました。
やがてこの珠を自分お手で作ってみたいという誘惑に駆られ、いろいろな試みと失敗が繰り返し行われました。
11世紀頃になると、真珠作りもだんだん現実味を帯び始め、19世紀頃とうとう人類は自らの手で貝に真珠を作らせ、宝飾品として世に送り出すことに成功しました。


◎中国で作られた仏像真珠
真珠養殖がはじめて形になったのは11世紀末、宋の時代の中国だったといわれています。この時代に作られた真珠は「仏像真珠」と呼ばれるもので、カラスガイの貝殻内面に鉛で作った小さな仏像を挿入し、仏像の表面が真珠層で覆われるとこれを切り取って仏具や宝飾品に使用されました。

◎ヨーロッパでの真珠養殖研究
真珠養殖研究は18世紀頃からヨーロッパで盛んに行われるようになりました。特に「自然科学の父」と呼ばれるスエーデンの科学者リンネはカワシンジュガイを使って真珠養殖試験を行い、ある程度の成功を収めています。その後、ドイツ、フランスを中心に研究が行われ、ドイツの科学者アルバーデスが1913年真珠を作ることに成功しましたが、日本では一足先に真円真珠が作られていたのです。

◎真円真珠の誕生
半円真珠の養殖に刺激され、多くの人が完全に球形の「真円真珠」を作ろうと試験をやり始め、日本では熾烈な真円真珠作りレースが展開されました。そして遂に明治40年(1907年)独自の方法で真円真珠養殖に到達しました。以来現在にいたるまでこのピース式で真珠が養殖されています。またこの技術はアコヤ真珠だけではなく、シロチョウ、クロチョウ全ての真珠養殖に採用されています。
この真円真珠の養殖成功により、形や色、テリなどで天然真珠に遜色のない真珠が出来るようになり、かつては王侯貴族や大富豪しか手にする事の出来なかった真珠が身近なものになりました。


現在のアコヤ真珠養殖

アコヤガイに「核入れ」手術を行い、それを養殖して真珠が出来るまでには台風や赤潮、
異常気象など数多くの困難が待ち受けています。
これらを乗り越えて浜揚珠を手にしたときの養殖業者の喜びはひとしおです。


◎養殖地域
現在日本のアコヤ真珠養殖は、三重、愛媛、熊本、長崎の4県が中心で、その他に大分、佐賀、福井でも養殖が行われています。

◎母貝養殖
真珠養殖に必要なアコヤガイは、昔は天然の貝を採取していましたが、現在では大半が人工的に孵化させ、育てられた貝が使用されています。

◎核入れ
2〜3年養殖されたアコヤガイに核とピースを挿入する手術を核入れといいます。この核入れが上手く行かないと真珠はできないし、できたとしても良い真珠にはなりません。核はアメリカ産の淡水二枚貝を削って球形のものを作ります。ピースはアコヤガイの外套膜の組織を2ミリ角ほどの大きさに切ったもので、核とピースは密着させて挿入されます。挿入後ピースは貝の体内で核を包んで真珠袋を形成し、真珠を作ります。

◎養殖
手術を終えた貝は1〜2年養殖されます。この間養殖業者は頻繁に貝の表面に付着する泥や生物を取り除く作業などを行って、貝の状態を常にベストに保つ必要があります。また、赤潮や台風など、自然の厳しい戦いの中で養殖が続けられます。

◎浜揚げ
幾多の困難を乗り越え、養殖を終えた貝は収穫(これを浜揚げといいます)を迎えます。しかし全ての貝から真珠が出てくるわけではなく、途中で死んだり、商品価値のないものも相当あります。浜揚げされた真珠は品質ごとに選別され、入札会で取引されます。

アコヤ真珠の特徴
アコヤ真珠には他の真珠には無いいくつかの特徴があります。まず特有の美しい色とテリです。これは日本特有の四季のある海によって生み出されます。また、独特の色の深みは、何層にも積み重なった真珠層に入る光の反射、屈折、干渉から生まれます。次は大きさで、特に6、7ミリのネックレスは日本人の体格によくマッチします。


世界に広がる養殖真珠

今から114年ほど前、日本のアコヤガイから始まった真珠養殖も、
現在世界各地で様々な母貝を使用して真珠が作られています。


◎シロチョウ真珠
シロチョウガイを母貝にして、オーストラリア、インドネシア、フィリピン、ミャンマーなどで養殖されています。シロチョウガイは大型の二枚貝で、10ミリ以上の大きい真珠が多く作られています。フィリピンやインドネシアでは金色のゴールデンパールも作られています。

◎クロチョウ真珠
クロチョウ貝を母貝として養殖される真珠。1914沖縄の石垣島で養殖が始まりましたが、現在はタヒチが中心で、全生産量の90%以上を占めています。最近フィジー、クック諸島、ニューカレドニアなどにも養殖が広がっています。クロチョウ真珠の中では「ピーコック」と呼ばれる赤みのあるグリーンブラック色が最も好まれています。

◎淡水真珠
80年ほど前日本の琵琶湖で養殖が始まり、一時日本産淡水真珠が世界を席巻しましたが、現在はほとんど中国産に変わっています。中国で使用されるヒレイケチョウガイは、貝の形が三角形をしていることから「三角貝」と呼ばれています。淡水真珠はサイズ、形、色などに他の養殖真珠にない特徴があります。生産量は膨大で、毎年1500トン(40万貫)以上生産されているといわれています。


真珠ディクショナリー PEARL DICTIONARY

聞いた事はあるけれど、詳しく意味までは知らない・・・といった、パールの知識をちょっとおさらいしてみましょう。
これさえ知っていれば、もっと真珠を楽しめるはず・・・。

【キズ】きず
養殖の段階で自然にできるくぼみや突起のこと。少なければ少ないほど、価値は上がりますが、無傷の物はほとんどないと言ってよいでしょう。

【グラデーション】ぐらでーしょん
連組みのネックレスで、中央に最も大きいサイズの珠を置く組み方。中央の珠を中心に、左右対称でバランスのよい大きさの珠を配していきます。

【ケシ】けし
かつてはアコヤの小粒の真珠を指しましたが、現在では海水の無核の真珠をケシと呼びます。ケシは主に核入れの手術の際、ピースから核が離れて出来るといわれています。

【越物】こしもの
一年以上養殖された真珠のこと。年を越すのでこう呼ばれています。越物のように養殖期間が長くなると、マキが厚くなりますが、丸い真珠の割合も減少します。

【シード】しーど
天然(無核)の小粒の真珠で、海水産・淡水産問わず、2mm以下の大きさのものを言います。養殖の始まる以前の時代のアンティーク・ジュエリーに、よく見られます。

【淡水真珠】たんすいしんじゅ
琵琶湖特産のイケチョウ貝や中国のヒレイケチョウ貝など、湖や川に生育する貝から取れるものを言います。

【テリ】てり
真珠が反射する光の質。テリの違いは真珠層の厚さや均一性、光透過性などによって決まります。テリは真珠評価の重要なポイントとなります。

【天然真珠】てんねんしんじゅ
野生の貝の中で自然に作られた真珠。見つけるのは至難の業で、そのため希少価値があります。現在コンク真珠やあわび真珠など、わずかですが天然真珠が売られています。

【当年物】とうねんもの
養殖期間が一年以内の真珠のこと。(⇔1年以上のものを「越物」)

【南洋珠】なんようだま
通常はシロチョウ真珠を指しますが、黒蝶真珠も南洋黒と呼ばれることがあります。

【ノット】のっと
ネックレスの糸が切れてバラバラになるのを防ぐために、珠と珠の間に施す糸の結び目のこと。

【花珠】はなだま
アコヤ真珠のうちで形がよく、キズが少なく、色、テリ、マキの良いものを言います。
漠然と質の良いものを指す言葉で、明確な基準はありません。

【母貝】ぼがい
養殖に使われる真珠貝のこと。海水産の場合は主に、アコヤ貝、白蝶貝、黒蝶貝、マベ、アワビの5種類。淡水の場合は、イケチョウ貝、ヒレイケチョウ貝、カラス貝の3種類

【巻き】マキ
中心の核を取り巻いている、真珠層の厚みのこと。厚み以外に真珠層が均一であるかが評価の対象に。マキが厚いほど大きくなりますが、その分整った丸い形は少なくなります。

【マベ】まべ
真珠養殖に使用される母貝の一種。他の母貝とは異なり、半形上の核をマベ貝殻内面に貼り付け、半円真珠が養殖される。養殖された半円真珠はしばしば「マベ」と呼ばれます。

【無核】むかく
核をもたずにできた真珠のこと。核は養殖時に入れるものなので、天然真珠は無核真珠。養殖真珠でもピースが核から離れてできたケシや、ピースだけを入れてできるものは無核。

【匁】もんめ
養殖真珠産業は日本で盛んになったため、真珠の重さを量る単位には、今でも、日本古来の匁(1匁=3.75g)が、世界的に使われています。


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